狭間のエーテル
狭間のエーテル

NIKKEIアートプロジェクト「Time to Time, Place to Place」参加作品
スペースNIO 東京都千代田区 日本経済新聞社 東京本社ビル2F - 2014.10.15 ~ 11.15

この音響作品は、フランシス真悟氏の作品とのコラボレーションとして制作された。彼が影響を受けた大自然の原風景、そしてそこからインスピレーションを受けて制作された彼の作品の中間に位置し、その原因と結果をリンクさせるエーテルとしての音である。不可視のリンクとして、映像と壁面作品の間に存在する。
 二階ロビーのガラス壁面に、エキサイターを装着することで、ガラス壁面全体をあたかもスピーカーのように音源と化し、空間全体に漂うエーテルのように音を浮遊させた。そこには、Pioneer Sound Lab.によって提供された世界中でフィールドレコーディングされた自然音と、フランシス氏の制作する抽象画のようなドローンが溶け合っていた。