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音林浴

date: 2008.12.06
港区立エコプラザ設置作品
港区立エコプラザ(東京都港区) - 2008.12.06 ~ 2013.03.31

音林浴

「森作り」"More Trees"というアイデアをソースに、港区エコプラザに出現した音の森は、そこに集う人々が、あたかも本当の森にいるかのような、音による森林浴を提供します。エコプラザの内装や調度品に用いられている木材は、あきる野の「みなと区民の森」から切り出した間伐材であり、たとえば観賞魚を生育した河川の水で飼うように、その日のあきる野市周辺の「気温」「日照時間」「風速」などのデータをリアルタイムで取り込み、それらを『音の森』の環境に反映させていきます。 エコプラザに集められた木々が自らの育った森といつまでも繋がっていられるように。また光合成によって森が与える、カーボンオフセットという素晴らしい自然の仕組みに敬意を表して。森が刻々と変化していくように、港区エコプラザに設置された『音の森』も環境変化によって、一日を通じて、四季を通じて、刻々と変化していくのです。 ...

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五水響

date: 2008.11.09
多摩川アートラインプロジェクト、アートラインウィーク2008参加作品
大田区庁舎エントランスホール(東京都大田区) - 2008.11.01 ~ 2008.11.09

五水響

アートラインウィーク2007にて、東急多摩川駅に多摩川とその周辺の文化やとりまく自然を模写した、音によるミステリーサークルを再現したのに引き続き、第二回にあたるアートラインウィーク2008では、大田区庁舎の正面ロビーに、多摩川の水干を「音のみ」で再現した。多摩川の水干は長い歳月を経てうがたれた自然にできた水琴窟のようでもあり、地表に蓄えられた後に水干で産み出される一滴の水が溢れ出し、せせらぎがやがて大河となり、海にまで達する様を、音による作品として壮大なスケールで演出する作品。大田区庁舎に訪れる来訪者数に呼応して、笠取山にある多摩川の水源でサンプリングされた水滴の音が、エントランスホールに反響する。水音は人の象徴でもあり、滴り続けて溜まることによって次第に音による波紋を広げ、人が多くなれば多くなるほど、豊かにその波紋の音が広がってゆく。またその架空の水干の周囲では、笠取山の頂上付近...

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morphonics

date: 2008.10.29
DESIGNTIDE TOKYO 2008 ケンウッドデザイン
GYRE(東京都渋谷区) - 2008.10.29

morphonics

「デザインタイド トーキョー2008」において「morphonics/モーフォニクス」をテーマに発表された展示空間のサウンドトラックを制作。ならびにオープニングパーティにてライブパフォーマンスを行いました。     遠近法、そして点描、線描など。これらはどれも主に美術をはじめとする視覚芸術に用いられる言葉です。全ての形象は線からなり、その線は無数の点の集合からなる、という考えかたは視覚に限らず、音にも共通する点なのです。 音の正体は空気の揺らぎ、すなわち音波と呼ばれるものであり、それらは鼓膜に届くまでは、複雑な空気の振幅にほかなりません。わたしたちの素晴らしい聴覚は、その空気の波に意味を与え、ときには感動さえ呼び起こすのです。 しかし、もし音そのものの物理的な有様を知覚できるとしたら?それらが細分化された無数の波線やさらには点の集合体として知覚で...

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苔時

date: 2008.03.18
KENZO Press Party 提供作品
関西日仏交流会館「ヴィラ九条山(京都府)  - 2008.3.18

苔時

    京都にある苔寺の庭園は、完成した当初から苔むしていたわけでは、もちろんない。それは数百年後に苔むすことを想定して作られたものであった。作庭した夢窓礎石も、従事した庭も、ついにその完成形を見ることはなかった。それは人の手に時間が加わって初めて成就するものであり、有限の自然とさらに卑小な人そして長大な時間とが織り成す作品である。このエピソードにヒントを得て、「苔時timoss」は作庭されている。暗闇に取り囲まれたその庭には、既知の絶対的時間は存在せず、あたかも量子論でいわれるブラックホールのように時間の尺度は伸び縮みし定量をもたないのである。   そこで聴かれる音の情景は彼がどこかで聴いたことのある音かもしれない。が、それは彼の記憶にある音の形をすでにとどめてはいないだろう。ひとたびそこを訪れた人は日常の時間から切り離され、あたかもブラックホールに飲...

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八水響

date: 2007.11.11
多摩川アートラインプロジェクトアートラインウィーク2007 参加作品
東急多摩川線「多摩川駅」構内(東京都大田区) - 2007.11.03〜11.11

八水響

  東急多摩川線の全駅を会場としたパブリックアート・プロジェクト「多摩川アートラインプロジェクト・アートラインウィーク2007」への参加作品。地域の象徴である多摩川と流域の古墳群、それらをとりまく自然環境と人の営みを壮大なスケールで表現した作品。水を人の比喩として扱い、実際の多摩川の水源で録音された一滴の水音が、川になり海に至るまでの過程と、駅を利用する人々の通行量がダイナミックにリンクするサラウンド・インスタレーション。改札付近のスペースに、日の運行とともに変化する「日の音」を響かせる4つのスピーカーと、「水の音」を響かせる4つのスピーカーの計8つのスピーカーを設置し、独自開発したマルチチャンネル音響処理システムによりコントロール。床面に前方後円墳型のエリアを描き、そのエリア内の通行人の速度情報を感知して音が自動生成するセンサープログラムも導入して制作された。 ...